書評

『はるか』 #読了

「AIは何を愛すのか」 宿野かほるさん、『ルビンの壺が割れた』はそんなおもろくないとか言ってすいませんでした 『はるか』 かなり面白いです 簡単にあらすじを説明すると、 ・小学生にして運命的な出会いをした賢人とはるかが主人公 ・一度離れ離れになる…

『ユーモアは最強の武器である』 #読了

ユーモアは諸刃の剣だ ユーモアと聞いて何をイメージするだろうか お笑い芸人?ブラックジョーク? なんでもいいが、笑いという点は共通しているだろう そのユーモア、もっと活かしたくない? そんな思いでこの本を手に取った ユーモアは意外性から生まれる …

『スタンフォード式最高の睡眠』 #読了

睡眠を制する者は人生を制す 仮に1日8時間睡眠するとしよう それはつまり人生の1/3を睡眠に費やすことになる 残りの2/3は時と場合と年齢などなど状況によって変わるが、睡眠だけは必ず行う そんな睡眠をなおざりにするわけにはいかない そんな思いでこの一冊…

『成長マインドセット〜心のブレーキの外し方〜』 #読了

目の前のことを必死でやれ 実はそこまで面白いとは思わなかった 言ってることはまぁ正しいとは思うが、何か新しい気づきがあったかと言われると、ちょっと難しいかなという印象だ あらすじとしては3段から構成されている そもそも成長とは?からはじまる そ…

『やさしさを忘れぬうちに』 #読了

「後悔を乗り越えられるかは自分次第」 『コーヒーが冷めないうちに』シリーズの5作目だ 5作全て読んでいるが、4つの短編で泣かせにくる構成はブレない 相変わらず、何かしらに後悔の念を抱いている人物が登場してきた あらすじとしては、いつも通り過去にか…

『GRIT やり抜く力』#読了

一言でこの本を表すと、人生を左右するのはやり抜く力で、後天的にでも身に付けられるから死ぬ気で身に付けて、死ぬ気で身に付けろということだ最近の読了記事を見ていると、最初に一言がもはや一言じゃないなと思っているが、許してほしい本題に入るまずは…

『超・箇条書き』読了

まとめ方の本に見えて、実は思考を整理して簡潔かつ的確に伝えるための本だ ビジネススキル系の本はそこまで多く読んだことはないが、実は原点にして頂点となる本なのかなと思う 頭は整理されるし、だからこそ伝え方も簡潔で的確になる 全ての始まりは箇条書…

『14歳、明日の時間割』読了

「生きている」ことを中学生から学べる本だ そして、中学生が書いていることに驚きを隠せなくなる本だ あらすじというあらすじを書くのは少し難しい というのも7編からなる短編小説だからだ 全編を通じてとある中学校が舞台となっているが、各編で伝えたいこ…

『倒産続きの彼女』読了

生き方を刺激してくる社会派ミステリーだな 『元彼の遺言状』も読んだ上でやはりこう思った 作者は弁護士らしい 通りで弁護士としての振る舞いや洞察の描写がリアルなの訳だ 自分が弁護士なのかと疑うほどに内容が詳細にすんなりと心に入ってくる 言葉選びが…

『流浪の月』読了

事実と真実は違う 思い込みの優しさというナイフで心を切り裂いていく 誰もわかってくれないという孤独感から解放してくれる新しい人間関係を描いた小説だ 主人公は更紗という女性だ 自由な家庭で生まれ育つも、小さい頃に父を亡くし、母は家を出て行った そ…

『チーズはどこへ消えた?』読了

一言で言えば、「マインドが行動や結果に与える影響について、馴染みやすくわかりやすく描写した自己啓発に近い本」ということだ 正直に言えば、得られる示唆はありきたりだ 変化を認め、行動しないと結果はついてこないよ だから恐れずに行動しようね とい…

『元彼の遺言状』読了

一言で言えば、ミステリーっぽさのないミステリーだ いやミステリーと断言するには謎解き要素が強くない気にもなる トリックが秀逸だとか、どんでん返しがあるだとか、よくあるミステリーとは少し違う 言ってしまえば、論理で詰めれば正しく推理ができて、真…

『イシューからはじめよ』読了

本質的な課題解決ってなに? どんな頭の使い方をすればその本質的な課題解決というやらができる? このふわふわした疑問に明確な答えを出してくれる本だ 本質的な課題解決の定義と手法の理論が詰まっている この本は大きく5段構成になっている そもそもイシ…

パンくずリストに何個か追加しといた

久しぶりにパンくずリストをいじった 懐かしいパンくずリストもあったけど、今欲しいのは2つ 書評をまとめるページと日々の反省を綴った記事をまとめるページだ とは思ったものの、なんでパンくずリストを追加しようと思ったのか一瞬疑問に思う 自問した結果…

『アウシュヴィッツの図書係』読了

戦時という絶望の中で本に希望を見出し、命の炎を消さないように生き抜いた少女の、実はに基づく物語だ 主人公はディタという名前の、ユダヤの血を引く少女だ ユダヤ人というだけで囚われ、過酷な収容所での生活を送るが、ひとときの楽しみは本だった 収容所…

『世界一やさしい問題解決の授業』読了

この本は、問題解決のやり方を丁寧に説明した本である 学べるものは一見ビジネススキル関連のものかなと思うかもしれないが、実際は人生のあらゆる壁にぶち当たった時にも対応できる能力を身につけられる 具体的には、今年は本を100冊読むという目標に対して…

『ボクたちはみんな大人になれなかった』読了

「リアルすぎて、儚くて、大人にはなれないラブストーリー」 ボクが人生でこれ以上ないほどに好きになった人 遠い過去にその人とは別れた 気づけば友達リクエストを送信していた そんな描写から始まる切なさに満ちた回想のラブストーリーだ 彼女との思い出、…

『アリス殺し』読了

作品のコメントを問われたら、トリックはわかっても真実を見抜けなかった作品と言うだろう この作品は世界観が特徴的で、特徴的な世界を活かしたトリックが魅力の作品だった ネタバレなしの設定と軽いあらすじを説明する 主人公の栗栖川亜理は、不思議の国に…

『アウトプット大全』読了

自己啓発?に分類されるのだろうか ビジネス書とも言えるかもしれない 個人的には自己啓発はあまり好きではない 読んで知った気になって満足するだけで終わるからだ もちろんそれが楽しいというならば別にいいのだが、変わらないのなら読む時間は無駄だった…

小説『ルビンの壺が割れた』読了

正直な感想を言う 絶賛するほどの面白さはないなと思った 長らく積読してた作品で、買った当時の店頭に並ぶ賞賛の声がどんなもんだったかは明瞭には覚えていない 店頭に積んである本の近くに並べられた読者の声や、Twitterの読了ツイートでの高評価をもとに…

小説『去年の冬、きみと別れ』読了

久しぶりに出会った何度でも美味しいミステリー 噛めば噛むほど深みの出る美味しさがありました あらすじと書評について少し 主人公の「僕」は記者で、木原坂雄大という2人を殺害したカメラマンを取材する 猟奇的殺人を犯した木原坂雄大とその周辺人物を取材…