『はるか』 #読了

「AIは何を愛すのか」

 

宿野かほるさん、『ルビンの壺が割れた』はそんなおもろくないとか言ってすいませんでした

 

『はるか』

 

かなり面白いです

 

簡単にあらすじを説明すると、

・小学生にして運命的な出会いをした賢人とはるかが主人公

・一度離れ離れになるも、大人になって再会

・賢人は大人になって天才エンジニアとしてAIの研究開発を行う

・はるかは大人になって結婚するも、早々に亡くなってしまう

・悲しみに溢れる賢人は、再婚するもAIではるかを甦らせるプロジェクトを始動する

・この先はお楽しみに

 

ネタバレなしで言えばここまでしか言えないが、まぁAIの凄みと怖さをこれでもかと盛り込んでいる

 

そんでもって愛だとか恋だとかを、感情がなさそうなAIに組み込んでいる

 

感情(に違い)ものを持つAIが勝手に学び続けた結果は、、、全てがひっくり返される

 

描写についても少し

 

登場人物の感情の変化が秀逸に書かれてるのも推しポイントだ

 

伝わりやすい表現であり、特徴も捉えていて、なんと言っても臨場感を最大限に押し出す感情の変化が描かれている

 

極め付けはちゃんとどんでん返しがある

 

ガッツリ感情を揺さぶってくる作品だった

 

これは読むべきだな

 

読め