『チーズはどこへ消えた?』読了

一言で言えば、「マインドが行動や結果に与える影響について、馴染みやすくわかりやすく描写した自己啓発に近い本」ということだ

 

正直に言えば、得られる示唆はありきたりだ

 

変化を認め、行動しないと結果はついてこないよ

だから恐れずに行動しようね

 

という類のやつだ

 

構成は3段から成っていて、

チーズはどこへ消えた?」の物語を話すに至るまでの友人同士の会話

実際の物語編

物語を聞いた友人たちの反応

の3段だ

 

実際の物語以外は読まなくてもいいくらいにはいらない

 

まぁページ数が少ないから読んでもいいかなという程度

 

最も話すべきは物語だ

 

この物語には4キャラクターが出てくる

 

ネズミ2匹と人間2人で、それぞれに性格や特徴がある

 

変化を察知し行動する単純なネズミたちと、複雑に考えてなかなか行動できない人間という対比構造で話は進む

 

さらに、人間の中でも行動に移す1人と移せない1人でさらなる対比が生まれる

 

それによって結果がどう変わるかで示唆を生み出している

 

そんなあらすじだが、個人的にはそこまで新しい事実を得た感覚はない

 

変化を察知し、対応し、変化を楽しむ

 

抽象的でありきたりな示唆だ

 

だが、これを実戦に移せているかと言われたら話は別だ

 

そこが肝なのかなと思う

 

実際に変化に対応して楽しみながら行動できてる人は少ない

 

変化に気づかなかったり、認めたくなかったり、怖くて行動に移せずに現状維持(という名の後退)をしたり

 

簡単で当たり前だけどできてないよね、ってことを言語化してる点では優れているなと思う

 

対比構造でわかりやすく描写し、簡潔に短くまとめられているのが売れてる要因なのかなと思う

 

あとは行動に移すだけ

 

変化を楽しんで行動しよう

 

具体的なスキルではなくマインドの話なので、なかなか自分を変えるのは難しいかもしれない

 

でも、結局は行動

 

やるときはやれ

 

この本の点数は7.5/10くらいかな