『超・箇条書き』読了

まとめ方の本に見えて、実は思考を整理して簡潔かつ的確に伝えるための本だ

 

ビジネススキル系の本はそこまで多く読んだことはないが、実は原点にして頂点となる本なのかなと思う

 

頭は整理されるし、だからこそ伝え方も簡潔で的確になる

 

全ての始まりは箇条書きだと改めて思わされる本だ

 

あらすじを簡単に説明する

 

5段構成となっている

 

最初に箇条書きの必要性と威力を説明し、構造化・物語化・メッセージ化の3種類を説明することで箇条書きのやり方をまとめ、最後に実践例や応用例を提示する

 

構造化・物語化・メッセージ化の3つを身につけることで箇条書きができるようになる、というまとめ方になっていて、かなりわかりやすい

 

読む前は、議事録や文章のまとめ方が上手くなれたらいいなと思っていた

 

この本を読んで感じたことは2つある

 

1つはこの本は伝え方の本だったということだ

 

まぁつまるところは読む前の目的と同じだ

 

自分の頭の中がうまく整理されて、それを整理されたまま言語化できれば簡単に伝わる

 

もちろんただ整理するだけでは伝わらないが、伝え方のテクニックも書いてあるので安心してほしい

 

とにかくこの本は頭を整理して伝えることに特化している

 

2つ目は、1度読むだけでは意味がないなということだ

 

意味がないというのは、身につかないということだ

 

これはこの本に限った話ではなく、どのビジネススキル系の本でも言えることだ

 

1度で読んだ内容を全て実践できるはずがない

 

せいぜい本の5%ほどだろう

 

1回読んで、実践することで5%を自分のものにする

 

20回読んでやっと本の内容が全て身につく

 

まぁさすがに多いかもしれないけど、何度も読んでやっと力がつくのかなと思う

 

この本ではそれを実感した

 

それくらい書いてある内容が濃いものということだ

 

3冊くらいはビジネススキル系の本を読んできたが、なんとなくわかってる気になる本ばかりだった

 

だが、この本はより実践的な方法が書いてある

 

確実に身につくはずだ

 

時間はかかるかもしれないが、何度も読んで自分の力をつけていこうと思う

 

この本の評価は10点満点で9点、読むうちに10点になるだろう