『考える技術・書く技術 日本人のロジカルシンキング実践法』#読了

一言で言おう

この本は、仕事ができないで悩んでいるなら最初に読むべき最強の本だ

 

特にコンサルタントなどの頭を商売道具にしている人は必読だろう

 

いやどんな社会人でも頭は使うから読んでほしいのだけども

 

世の中にある思考系の本はなんとも難しかったり実践しにくかったりと実用性に欠ける

 

一方でこの本はめちゃくちゃ簡単なくせに実行しやすい

 

現に具体的な実践方法、練習方法も巻末に記載されているほどだ

 

それくらい内容と実用性で強みのある本だ

 

簡単にあらすじを紹介しよう

 

タイトルの通り、考える技術を説明する部分と書く技術を説明する部分に分かれている

 

それぞれの部分でもさらにいくつかに分かれている

 

考える部分については、そもそもロジカルって何かから始まり、読み手を意識すべし、構造的に考える必要性とその方法、それらをピラミッド型に整理という順序で書かれている

 

実は書く技術はそこまで多くない

 

なぜなら、構造的に考えたことが整理できていれば、それを文章に落とし込むだけだからだ

 

それくらい考える技術が重要であるが、できない人が多いのだ

 

一度自分に問いただしてみるといい

 

自分はロジカルシンキングができているのかな

 

たいていの人はできていない

 

それくらいの心持でこの本を読むべきだ

 

実際自分もそんな一面があった

 

できるとまでは言わないが、悪くはないんじゃないかくらいには思っていた

 

そんなこともあって、読む前の期待として、自分が本当にロジカルに考えられているかを確かめようと思っていたのだ

 

ふたを開けてみればズタボロだし、学びまくっていた

 

読んで学んだことは大量にあるのだが、かいつまんでいくつか言うなら3つくらいになる

 

1つ目は、OPQで考えるということだ

 

何を目指していて、現状は何が課題で、読み手は何に疑問を持っているかを考える必要がある

 

かなり省略するがこうまとめられていて、なるほどなと思った

 

2つ目は、ピラミッドは帰納と演繹の2通りで作れるが、どちらにせよ縦の関係と横の関係を意識しろよということだ

 

当たり前だが、論理のつながりと論理の粒度がまとまっていないと気持ち悪くなる

 

それをちゃんと図式化して確認しようねという意味合いがあって印象に残っている

 

3つ目は、接続詞で伝わりやすさは変わるということだ

 

伝わりやすさというよりも、そもそもの伝わるかどうかのレベルにも言える

 

論理のつながりは接続詞を用いて確認、整理すべしと肝に銘じておきたい

 

こんなにも学びがあったと言ってはいるが、最終的には行動しかないのだ

 

だが、行動なんて明日やろうとしても平気で忘れてる

 

ダメとは言わないが、やるならその日のうち、もっと言えば読後すぐ、なんなら読んでる最中がベストだ

 

さっさと行動しろ

 

幸いにも練習方法を載せてくれている

 

びっくりするほど親切だ

 

これを生かさない手はない

 

もう一度言う

 

さっさと行動しろ