快も不快も精神を揺さぶるものは良き作品
超有名で名を聞いたことのない人はいないだろう
レビューも様々である
そのレビューのうち、5段階で1評価をつけた人のコメントを読むのが好きだというツイートを見かけた
2つの背景を予想していた
こんなにいい本をボロクソに言うなんて分かってないな
という立場の発言なのか
わかってるじゃんほんとクソみたいな本だよな
という立場なのか
自分が見た感じだと後者である
自分は太宰治の人間失格を呼んだことがないのでとやかく言えることもないけど、色々と思うことはある
1つは、少なくとも真面目に呼んで低評価をつけられるのであればそれはそれでいいのではないかということだ
有名だからとか、教科書に載るほどの名作だからとか、雰囲気で読んで良いよねって評価することはできる
でも、ここまで有名で名作と呼ばれる作品となると雰囲気で低評価はしにくい
それでもちゃんと読んで低評価を出したのには頷ける理由があるのではないか
実際レビューを読んだところ、真面目に読んだなりの感想が書いてあった
2つ目は、リプに書いていた人もいたのだが、良くも悪くも読んだ者の感情を揺さぶる作品は良い作品と言っていいのではないか、ということだ
本当にその通りだと思う
全くと言って内容に共感できないし、感動も生まれない、読んでいて不快
それは立派な感想で、文学がもたらした感情の揺さぶりだと思う
マイナスな方に揺さぶってはいるが、他の本でそこまで感情を揺さぶられたことはあるか
やはり秀逸な文学作品なんだなと感じた
まぁ読んだことないんだけどね
いつか読みたいな
そうやって積読リストは溜まっていくのであった