ドラマ『100万円の女たち』レビュー
「僕の書く小説では人が死なない。
なぜなら、父さんが人殺しだからだ。」
RADWIMPSの野田洋次郎が演じる、売れない小説家が主人公のドラマ
タイトルに惹かれ、2日間で見てしまった
【一言コメント】
個人的評価としては、10点満点中9点くらいあげたい
ただ、万人ウケする作品とは言い難いかもしれないので9点
見る人は選ぶと思う
ミステリアスで、部分的にサイコじみた描写もあり、暗い雰囲気のドラマ
正直一言で表すには難しい
だが、主人公が小説家ということもあって感情であったり言葉選びに巧みさがあり、なんならあえて拙くしているのではないかと思える描写もありで、考察のしがいがありそうな作品だったと思う
【あらすじ(ネタバレなし)】
1話で得られる情報のみをできるだけ書いていこうと思う
「僕の書く小説では人が死なない。なぜなら父さんが人殺しだからだ。」
これは1話で得られる情報ではないが、12話を通じたテーマなので紹介します
ある日突然、主人公の家に5人の女が来る
招待状を貰ったから来たと語る
5人の女は毎月100万円を渡し、小説家と共に暮らす
暮らす中でいくつかのルールがある
女に質問はしない
女の部屋には入らない
など、簡単なルールだ
謎が多い生活をして約半年
歯車は動き出す
一体誰が招待状を出し、なんのためにこの生活をさせたのだろう
起承転、転、転、そして最後に結する
一言では表すことのできない感情を生む作品
【感想】
ドラマはあまりみないタイプだったので、これと言って比較できる対象がない
でも、そんな自分なりに見た感想を言うならば、もっと話題になっていいのではないかと言うものだった
もちろん、21時ごろからのドラマにしては生々しいシーンや言動も多いので無理だとは思うが、ストーリーや言葉選び、細かい描写は今まで見てきた映画やドラマの中でも群を抜いている気がする
もっと具体的に言えば、一つの描写や言動から多様な解釈、考察を生むことができ、語り合いたいと思える作品だったと思う
もちろんストーリーも新鮮味のある先の読めないものでおもしろかったが、描写の巧みさに目がいく作品だったのかなと思う
言動や表情にこだわりがあるのかなと思わせる作品でした
まぁ実際はこだわりがあるのかは知らないけどね
1話も30分ないので、気軽に見始めでもいいんではないでしょうか