分析力と言語化力
自分は名前は知っていた
野球はそこまで知ってるわけでもないので、藤川球児選手はなんとなくすごい人くらいとしか知らなかった
が、とある動画を見てすごい選手たる理由を知った
この動画だ↓
ピッチャーとキャッチャー、そしてバッターの心理や駆け引きを簡単な言葉で的確に伝えている
ど素人にはバッテリーとバッターが何を考えてるかなんて全くわからないし、考えたこともなかった
だからこそ、わかりやすい言葉で説明されると野球の面白さを全て理解できたような気になる
この一球からバッテリーの信頼関係が読めて、この一球にはバッターにとってこんな意味があって、それを踏まえた心理戦でバッターは不利で、でもこのバッテリーの信頼関係ならまだバッターにも可能性があって
みたいな、野球をやってきた人でも考え切れてないんじゃないかってレベルの話をしていた
素人目に見て、レベルが違うのは歴然だった
なにがその分析力と言語化力を形成しているのだろうか
分析については経験がそこそこ占めているのではないか
似た場面を経験しただとか、見ただとか
それが気づきを与えて、分析に繋がっているような気がしている
では、言語化力はどこからくるのか
たぶん、日頃からハゲるくらいに考えて練習なり生活なりを送っていたからなのだろう
自分がマウンドに立って投げた一球で相手にどんな影響を与えたいか、実際にどんな影響を与えられたか、それを踏まえて次の投球はどうするべきか、みたいなことを投球のたびに考えてたのだろう
小さなPDCAサイクルを超高速で回しまくっていたんじゃないか
そうやって思考を繰り返し、言葉に落とし込んでいたんじゃないか
天才なんだと思う
じゃあ言語化力は先天的なものなのだろうか
個人的な見解としては、言語化は後天的に身につけられると思っている
もちろん向き不向きはあると思うが、向いてる人が徹底的に言語化力を身につけようと努力したら、不向きな人に勝ち目はない
たぶん、藤川球児という元プロ野球選手は、言語化が得意な部類の人で、その上で言語化力が鍛えられたのだろう
それくらい圧倒的な分析力と言語化力だった
そして、野球が奥深いスポーツであることを知るきっかけになった
いい動画に出会えたものだ
こうやって見たものがなぜ自分の心を動かしたのかを振り返るのも立派な分析力なのかもしれない