人生は経験が全て

小説を読んでいると深く思う

 

なぜこんなにも頭に映像が簡単に流れるのだろう

 

そんなすっと入ってくる文章がなぜ書けるのか

 

もちろん表現の巧みさとか感情の描き方とかもあるだろう

 

でも、なんといっても、書き手が経験してたんじゃないかってくらい細かく描写されてるというのが1番理由として大きいのではないか

 

もちろん本当に経験したはずがないだろう

 

周りで何人も殺されてはたまったもんじゃない

 

突然タイムトラベルしては困ってしまう

 

でも、それを絶妙に描写しているのは似た経験があるからじゃないか

 

同じ感情、同じ場面、同じ人間関係

 

何かしらの経験が物語の着想を得るきっかけになっているのではないか

 

自分も小説を書きたいと思っては、読み手に回ってこんな文章は書けないなと絶望する

 

その理由は、経験不足ということに尽きるからだと思う

 

どうやって表現しようか、そのレベルに到達していない

 

なにを表現すればいいのか

 

経験から着想を得られるほど立派な人生を歩んでいない

 

いや、歩んでいたとしてもそこまで考えて生きてきていない

 

もし、ひとつひとつの感情に敏感で、ひとつひとつの場面に想いを馳せてきた人生であれば、自分も小説を書くことはできたかもしれない

 

いや、まだ間に合うだろうな

 

生きることに敏感に

 

そうすれば物語は出来上がるのかもしれない