本に音楽の描写
小説を読んでいると、何かと音楽についての描写がある
合唱コンクールでひとつの朝についての描写があった
サザンオールスターズの描写、ビートルズの描写
色々ある
でも、あくまで文字である
曲が思い浮かばなければ、その一文、一場面を真に楽しむことは難しいのではないか
それは言い過ぎかもしれないが、曲を知っているだけで想像のしやすさや頭の中の臨場感は段違いだろう
そんな文化の描写も大事にしていきたい
実際、古典や近代小説で、当時の文化や背景知識を知る必要があると言われるのと同じだろう
曲に限った話ではない
レコードの描写、ポケベルの描写、世代によってはガラケーも想像しにくいのかもしれない
でも、知ってると知ってないでは想像に、臨場感に差が出てしまう
本を楽しむには知識が必要なのだろう
その知識は、頭の良さとかではない
教養に近い、どちらかと言うと無駄と言われがちな、全ての人が知ってるべきものではない、そんな知のことを言うのだろう
そんな小さな、でも豊かになる知を身につけていきたいものだ