映画『プラットフォーム』レビュー
2022年2作品目
投稿は遅れたが見たのは1月頭です
評価は7/10くらい
【一言コメント】
評価は割れる作品だと思う
自分の持っている価値観や哲学が揺さぶられるような映画を欲している身としては、悪くない作品だったと思う
ただ、ド派手なアクション、全てをひっくり返す伏線回収など、万人受けしそうな要素があるかと言われたら、そんなことはない
という感想を抱きました
【あらすじ(ネタバレなし)】
舞台は階層によって分かれている謎の空間
2人が同じ階層で一定期間暮らす
食事は上からエレベーターで降りてくるが、それらは上の階層の人が残したものたち
つまり、階層が上の人ほど新しく豪華な食事、下の階層に行くほど残飯で汚らしいものを食べることになる
下すぎると食べ物は残っていない
このシステムに順応し、必死で生きていくか
それとも、システムに抗うか
抗うならどうやって抗うのか、そもそも抗って何になるのか
あなたならどうするか、考えてみてほしい
主人公はどんな選択肢を取るのだろう
お楽しみに
【感想】
階級という価値観について少し考えさせられるような気がした
絶対に抗えないものなのだろう
それでも抗おうとするものはいる
その中でどうやって抗い、どうやって考えを変えさせるか
抗わないものたちは何を考えて生きているのか
難しく答えのない問いを与えられているような気がした
現実に日本ではあまりみられないけど、階級みたいな暗黙の理不尽な縦社会の関係性を持つ人々がいる
その人たちは何を思い生活しているのだろうか
それら全てを表したものとは言えないけど、ほんの1部分の縮図であるのかもなと感じる作品
エンドロールとかを抜けば大体1時間半の作品
脳死で映画を見たい人にはおすすめできないかもしれないが、何かしら考え方や価値観に刺激を与えたいと言う方は見てみるといいかもしれない
(刺激といってもめちゃくちゃ強いものではない、新聞見てちょっと考えさせられるみたいなノリだと思ってもらっていい)