オンライン授業の是非(小、中、高校編)

前回、大学においてのオンライン授業について考えてみました。

授業というよりはオンライン管理に近いですが、、、

 

今回は小、中、高校について考えていこうと思います。

 

まずこの3つのカテゴリーと大学との違いは、普段は「クラスというグループでしっかりとシステム化されているかどうか」だと思います。

 

これがオンラインに切り替わったときにもそのまま受け継がれるかが論点になると思います。

 

グループ化されている点について注目すると、登校することや友人と顔を合わせることで、健康面においても精神面においても良い影響があるということです。特に受験期などにおいては重要なことだと思います。

 

オンラインでも同じような対応をとるかは難しいところです。学校に勤めてるわけでもないので細かいことはわかりませんが、毎日朝に出席を取り、全員がしっかりと授業を受けているかを数十人単位のグループごとに管理するのは無理とは言わないまでも、きついのではないでしょうか。

というか、この対応だと普段の学校生活そのものをオンラインにしているだけで、教員側の負荷が大きいのではないでしょうか。

 

オンラインの強みは好きな時間にそれぞれのペースで学習ができる点だと思います。毎日時間割にある6コマ分の授業を好きな時間に勉強してね、という形にすれば劇的に変わると思います。

 

しかしデメリットもあると思います。それは、わからないときに質問ができないということです。対面授業であれば、1人の質問をクラス全体に共有して解決できるというメリットがあると思います。後々質問して全体に共有するということはできますが、いつ勉強してるのかわからない、夜遅くに質問されても困る、というようなことが起こりかねないです。

まぁこれくらいなら細かい制度でどうにでもできますが、もっと複雑な想定外の問題も出てくるかもしれません(これに限ったことではないけど)。

 

まぁこれらのことはあくまで最低でも反強制的であれば自主的に学習してくれそうな相手に向けた対応であって、小学生となると話は変わってくると思います。

 

ツイートで見かけたことがあるのですが、先生の説明だけで実際に動けるのは一部だけということです。それについて論理的な根拠はないですが、周りで手を動かしてる子がいるということはたしかに大事だと思います。自分で教材に向かうかどうかではなく、教材に向かったときに手が動かせるかどうかにおいて周囲の環境が関わってくるのだと思います(これに関しては推測です)。

 

通学に関しても様々な意見があると思います。通学も友人との触れ合いではあるけど、事故の危険もある。どっちの方がいいかは断言できないです。

 

他にも、学校でしかできない授業はあるとおもいます。具体的には体育や芸術系の授業です。

 

これらの点を踏まえて自分は、小、中、高校については対面授業の方がいいのではないかと考えます。

クラスについて考えたとき、オンラインでは管理が難しく、対面であれば健康面でも精神面でもサポートができると思うからです。

 

しかし、そもそもクラスという制度を廃止し、オンラインでも健康面と精神面をサポートできる体制をつくれば、中高ではオンラインもありな気もします。

 

小学校については、上に挙げたような周囲の環境についてのことに関する根拠によると思います。確証がないのでなんとも言えませんが、人格形成において人とのつながりは大事なのかなぁとは思います。

本業が勉強だけではないという点でオンラインは有効ではないと思います。

 

 

長々と述べてきましたが、どっちにもメリット、デメリットがあって、それらをうまく使い分けしていければいいのかなと思います。少なくとも今は対面授業ができない状態なので、これからどうなるかを楽しみにしておきます。