バイトと遊びの黄金比

前回記事で、バイトに時間を使いすぎることは大学生にとって合理的ではない

みたいな主張をした

 

時間があるのだから、大学生でしかできない経験をするべきだということだ

 

しかし、大学生でしかできない経験もお金がなければできない

 

そう、どちらも必要なのだ

 

そこで、100%の遊べる時間のうち、何%をバイトに充て、残りを有意義に使うべきかの割合を考える必要があると考えた

 

そこで、稼いだお金を全て遊びに使う場合、稼いだ分のお金をピッタリ使い切れる場合が最適だということになる

 

ただし、遊び以外にお金はかからないものとする

 

まず、お金と時間の関係について整理する

 

時間を使ってお金を稼ぎ、お金を使って幸せな時間を得る

 

違う言い方をすると、遊べるはずの時間を失ってお金を稼ぎ、お金を使って幸せな時間を得る

 

時間とお金は、どちらかを得ようとするとどちらかを失う性質を持つ関係であると言える

 

遊ぶ時間が減れば、消費するお金も減る

 

逆に、遊ぶ時間を増やせば、消費するお金は足りなくなる

 

そこで、バイトをする時間を自由に使える時間のうちのx%とすると、遊ぶ時間は(100-x)%となる

 

時給を1000円、遊ぶ際に必要なお金を時間あたりで1500円だとすると

 

1000×x%=1500×(100-x)%

 

であるときのxが、最も効率の良くなるバイトへの時間の割き方になる

 

これを解くと、x=60となる

 

自由に使える時間のうち、60%をバイトに割くと、最も効率の良く遊べることがわかった

 

もちろん、時給が上がればバイトに割く時間は減り、遊べる時間は増える

 

また、より良い経験を積もうとして、遊ぶ際に必要なお金が増えた場合には、バイトに割くべき時間は増える

 

そこで疑問が生じる

 

より良い経験を積んだ場合、お金で表せられない幸福度というものが存在するのではないか

 

バイトの時間を削って動画編集をした結果、バイトで得られる以上の経験をし、生涯年収が上がった

 

みたいなことはちょっと大袈裟だけど、あり得る話だ

 

そこまでとは言わなくても、ちょっと良い居酒屋で美味しいものを食べながら友人と話すだけで、お金以上の幸福を感じられるかもしれない

 

そこで、上の式に手を加えて、遊んだことによって得られた幸福度をハッピーの頭文字をとってHとしよう

 

Hは、消費したお金以上の幸福を稼いだと考えられるので、左辺の稼いだ分に加える

 

すると、時給×x%+H=遊びに必要な金×(100-x)%という式が出来上がる

 

これをxについて解いてほしい

 

文章で式を書くには限界があるので割愛するが、遊びに必要なお金よりも経験で得られる対価Hが大きい場合、xはマイナスになり、バイトをしないことが最適となる

 

ここで、自分自身についての遊びに必要なお金と得られる経験を比べてみる

 

正直細かい金額についてはわからないし、得られる経験をお金に換算したこともないので定量的に論理的に正しい結論を出すことはできないが、趣味については圧倒的に経験の方が価値があると思う

 

そう、バイトしてる暇なんてないのだ

 

さっさとバイト辞めるぞ

 

と言いたいところだが、全てのバイトがつまらないもので、お金以外に何も産まないもの、というわけでもない

 

遊びにかけたお金が何も産まずに紙屑となることもある

 

それに、上の式についても時給や遊びにかかる費用は人それぞれで、得られる経験を金額に換算した場合の感じ取り方も様々だ

 

黄金比なんてカッコいいものを算出しようとしたはいいものの、結局人によるし、場合によるし、感覚による

 

そのときその場の自分が、後々後悔しない選択を取れるのならそれでいいのだと思う

 

今をちゃんと生きようと本気になれるのなら、何をやったって後悔しない

 

簡単そうで難しいけど、本気で生きてみよう