ぐるっとパス旅 #2
いつの日かに買ったぐるっとパス
期間は空いてしまったが、2度目の旅に出てきた
今回の旅では3施設に行ってきたので、順に紹介していこうと思う
名前の通り、印刷に関するあらゆるものが展示されていて、活版印刷の技術や印刷の機械などなど様々な歴史に触れることができた
また、企画?みたいなもので、伊能忠敬の功績ムービーを無料で見ることができた
50近くになってから天文学の道に進み、日本地図を作ることとなった
そのモチベーションの源泉になっていたのが、地球の大きさを正確に測りたいという夢だったと聞いて驚いた
さらには実際に導き出した数字も誤差がほぼないくらいには近い数字が出ていて圧倒的な実力だったんだなと思った
そんな伊能忠敬の功績を堪能した後に向かったのは、「相田みつを美術館」だ
国際フォーラムにある美術館で、規模としてはそこまで大きくないが、1人の作品を展示している美術館としては充実している方だろう
相田みつをの書や言葉が展示されており、心に響くものや考えさせられるものに触れることができた
また、相田みつをの息子さん?のトークも聴くことができ、充実した鑑賞ができた
個人的には2つのことで印象に残っている
1つは、「夢はでっかく根は深く」という詩だ
シンプルだが力強い書で、夢を追いながら今を生きる自分に刺さる一言だった
2つ目は、字体そのものだ
これは息子さんのトークから知った話で、字をうまく正しく美しく書けないと、あのような特徴的な書体は書けないと話していた
実際、あれだけ特徴的な書体を狙って毎回書くのは至難の業だろう
それだけ書く技術に長けていたのだなと改めて感じた
最後に向かったのは、押上にある「たばこと塩博物館」だ
たばこと塩に関する歴史や技術を学ぶことができる他、現在はくじらと塩をテーマにした特別展も行っている
この特別展がかなり面白かった
くじらや塩が人々のつながりを作るパーツになっているという内容の企画展だ
東南アジアに鯨漁をする海辺の集落と作物や衣類の素材を育てる内陸の地域がある
生きる上で衣食住が必要だが、海辺では食を生み出すことができ、内陸では衣(正確には衣類の素材)を生み出すことができる
これらの物々交換によってお互いの生活が成り立っており、互いがかけがえのない存在になっているという
このような地域や歴史を知ることができ、また知識が蓄えられたなと実感する
今回の旅では、上の3施設を訪れた
美術館や博物館と聞いて、思い浮かばないような施設だ
興味がない人にとってはわざわざお金を払ってまで行こうと思わないだろう
そんな施設にもとりあえず行ってみようと思えるこのぐるっとパス
おもしろいサービスすぎてもっと広まってほしいと思う
ぐるっとパス使ってみてほしい