便利なフリーは消されていく

無料というものはお人好しだ

 

全くもって合理的ではない

 

この言い方は少し言い過ぎか

 

少なくとも直接的には合理的ではない

 

こう思ったきっかけは、駅に設置してあったゴミ箱が撤去されていることに気付いたからだ

 

いや、気付いてはいたのだが、別に何も感じなかった

 

それが突然、欲しいなって思うときにないことをきっかけに、生意気ではあるが不便さを感じて気づいた

 

便利だったのになぜなくなってしまったのかなと

 

でも冷静に考えて、無料でゴミを捨ててくれるなんてそんな都合のいいことを普通だと思ってはいけないなと感じる

 

フリーWi-Fiとかも似たようなものだろう

 

もちろんフリーWi-Fiが客寄せの道具として成立してる部分もあると思うが、正直お人好しだと思う

 

設置するだけでまぁコストはかかるはずだ

 

その上、セキュリティとかを強化すればその分だけコストはかさむ

 

フリーWi-Fiに繋いでたことによる個人情報流出なんか起きてしまえば損失はかなりのものになるだろう

 

それでもフリーを追求する企業もいる

 

そんな企業はそれはそれでありがたいことだし、応援し、ありがたくサービスを受け取ろうと思う

 

逆に、フリーを廃止する企業もいる

 

ゴミ箱はその一例

 

ゴミ箱を撤去するにはそれなりの理由があったのだろう

 

家庭ごみをわざわざ持ってくる人がいたのかもしれない

 

分別をしない人がいたのかもしれない

 

単純にゴミ箱の管理をするのは管轄外だと考えたのかもしれない

 

理由は定かではないが、フリーのサービスを廃止したことに文句を言える立場ではないことは確かだ

 

むしろ、今までフリーのサービスを提供してもらってありがとうと言うべきなのかもしれない

 

なくなって気づく

 

なんとも女々しい言い方ではあるが、あながち間違いではないように思う

 

今あるフリーサービスはその存在に感謝しながら恩恵を受けたいと思った気づきであった