映画『リミット』 レビュー

主人公はイラクで働くアメリカ人のポール

 

ある日の仕事中にイラク人たちに襲撃され、

目覚めたら桶の中であった。

 

桶の中にあったものは携帯電話、水、ライター、ナイフ、ペンなど、、、

 

電話で助けを求めたり、自力で脱出しようとするが、ポールの運命はいかに?

 

という感じの導入で、ネタバレしてほしくないって方はこの先は見ないでおくといいかもしれないです。

 

 

ではここからあらすじと感想です。

 

狭い桶の中でポールができることは電話をかけるくらいしかない。

 

家族、職場、FBIなど様々なところに電話をして助けを求めるが、つながらなかったり、まともに対応してくれなかったりとうまくいかない。

 

そこで履歴から、一つの電話番号を見つける。

助けてもらえるという希望をもって電話をかけるが、出た相手はポールを拉致した犯人であった。

 

犯人は9時までに500万ドルを用意するという要求をしてきた。

 

ポールは国防総省に電話をかけるも、テロリストとは交渉しないと断られてしまう。

 

ポールだけでも助けるため、人質対策の課につないで最善を尽くす。

 

信用できないポールは今まで助けた人の名前を挙げるように言うと、マークホワイトという名前を挙げた。

 

それを聞いて信用したポールは現状を伝える。

 

そうしているうちに犯人から数回電話がかかってきて、監禁されている動画を撮ることや、指を切る動画を撮ることを命じられる。

 

家族にも危害が加えられそうになったポールは、命令に従うことにした。

 

国防総省が携帯電話の逆探知をして居場所がわかり、爆撃をするが、その衝撃で桶に砂が入ってくる。

 

もう助からないと思っていたときに電話がかかってきて、掘っている最中だと言われる。

 

桶を見つけたと言われたが、聞こえてきたのは、「すまない、マークホワイトのおけだった。」

 

そのままポールはすなに埋もれていった。

 

 

 

すごいのはこの話がほぼすべて桶の中と電話で進んでいるということ。

人として出たのはポールと途中に出てくる女性のみ。

あとは全員電話での声だけしか出ていない。

 

狭い空間での緊張感のあるストーリーでしたが、内容は国は一人の人質程度では相手にしてくれないというようなことであったり、責任逃れに必死になっているようなこと。

人の悪い部分をさらしているようなメッセージ性のある映画だったのではないでしょうか。

 

見る人によって思うことは違うと思います。

いろんなレビューを見てみたいと思う映画だったと思います。